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2016/01/27 (Wed) 21:27
トランペットに明け暮れた高校3年生の時、やっぱり音楽を仕事にしたい、そのために音楽大学へ行きたい、と入門した師匠の最初のレッスンで言われたことはこうでした。
「これから練習を積んでどんどん上達するだろうけども、決して天狗になってはいけません。」

◆◆◆

今年に入って最初の大きなイベントは、師匠の退職祝賀会でした。1月は2日にも関わらず物凄い人数が集まりました。
1月のもう一つのイベントはグリーンコンサートであります。
今年で第44回を迎える大阪府立淀川工科高校吹奏楽部の定期演奏会であります。何度も日本一に輝いた伝統ある吹奏楽部。活躍する教え子たちは見違えるような成長を遂げておりました。
いつも驚かされるのは顧問の丸谷先生であります。
吹奏楽界において、こんなにも有名な指導者であるにもかかわらず、自身がマイクを握り、小さなお子様にも伝わるように楽曲解説を進めるのです。

選曲は「幸せなら手をたたこう」や「ふるさと」など一度は耳に覚えのある曲が並びます。

きっと、吹奏楽ファンならもっと難しい現代音楽でも耐えられるはずなのに・・・。
長い曲をするときの前置きは「舞台のすみっこの大きなチャイムが鳴ったら、曲はもうすぐ終わりの方だと思ってくださいね。」というものでした。

◆◆◆

「天狗になってはいけません」

人様に音楽を聴いてもらうのですから、謙虚に謙虚に争いなどを起こさず。師匠の教えを守るべく、誰に対しても腰低く振る舞ってまいりました。

しかし、それだけでは単なる「人当たりの良い低姿勢な優しい人」でしかありません。

かの丸谷先生のようにテレビやラジオにも出るようになっても、高い地位を持った人が子どもの目線にまで下がって演奏活動をなさる。

曲の解説ひとつにしても、ただただ親切な人の丁寧な説明と、計り知れない偉業を成した人の丁寧な説明ではまるで違います。そしてそれは音楽に表れます。

師匠が言いたかったことはこういうことだったのか。
教わったことを教えた子らが教えてくれた。
出会いに感謝であります。

 
 
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2015/12/13 (Sun) 21:51
「音楽にとって本当に大切な事は、楽譜には書いていないのです。」
今日は地域の子ども会へ出向いてクリスマスコンサートでした。
小さな集会室では合奏態形が組めないので、打楽器によるハンドベル演奏の他、各パートによる二重奏や五重奏によってクリスマスソングを披露いたします。

さて、どういうわけかプログラムが進むにつれ、子ども会のちびっ子たちの表情がどんどん深刻になっていきます。

それもそのはず、バンドキッズたちは「覚えた楽譜を間違っちゃいけない、ちゃんと演奏しなきゃいけない」といった思いでガチガチに固まってパフォーマンスしておりました。

集会室の外にいる出番待ちのバンドキッズに言いました。
「おい、客のテンションを何とかしてアゲろ、人生経験3、4年の連中がお前らのシケた演奏きいて退屈してるぞ。ちびっ子らはただプレゼントが欲しいだけや。いい時間を過ごさしてやることが僕らができるプレゼントや!」

そこへ司会が入ります「つぎはトランペットパートです。吹奏楽部きってのお調子者の集まりです!曲はもみの木です!どうぞ!」

するとトランペットパートは集会室を奇声をあげながら走り回り、客を温めてから演奏をはじめたのであります。

「もみの木」はクリスマスソングの中でも手拍子をして盛り上がれる曲ではないのですが、ちびっ子たちはワクワクしながら聴いておりました。

音楽の魅力は「共有」にあります。

「音楽にとって本当に大切な事は、楽譜には書いていないのです。」

いつも「音(ピッチ)を外すな!」などと叱っているトランペットパートのバンドキッズたちに、この格言の意味を教えてもらったような感じであります。
 
 
2015/10/27 (Tue) 20:42
泣かないつもりが泣いてしまいました。
いや、お客様の前でではありません。たとえ無名であってもパフォーマーですから。
先日、第18回定期演奏会が大盛況のうちに終演いたしました。

「♪兄さん姉さんパパにママ、爺さん婆さんお孫さん、揃ったところで始めよう♪」

ステージマーチングに始まって、歌謡曲からジャズから吹奏楽のオリジナルまで、幅広いジャンルをお楽しみいただいたファミリーコンサートであります。
選曲から舞台設営、マーチングのフォーメーションまで生徒が作ります。

そして、この日で3年生のバンドキッズたちは引退。栄華の臨界点にあって世代交代であります。

先代の顧問の先生が0から第1回を産み出し、第8回まで続けてこられました。そしてわたくしが第9回からこの第18回まで引き継いだということになります。

何もわからず生徒達にマーチングを教えてもらいながら、乗り切った第9回からの思い出を語るうちに、涙が後から後から出てまいります。

手前味噌ではありますが、地域の音楽文化というものは、我々のような無名のパフォーマーが素朴に支えております。バンドキッズのみんな、引退おめでとう、これまでありがとう!
お読みになる皆様、また記事が滞ってしまいましたが、無事に千秋楽を迎えました。これまでバンドキッズたちをご声援いただき、ありがとうございました。

やはり舞台は素晴らしい。
生きていることは素晴らしい。
 
 
2015/10/18 (Sun) 21:23
秋祭り、賑々しくだんじり囃子が町に響き渡ります。

今日は指揮者として、およそ9年ぶりのステージである総文祭に出演してまいりました。
わたくしヴァイツゼッカー率いるハチャメチャ、ドタバタのバンドキッズ一座(吹奏楽部)も、いよいよ最後の本番、24日の千秋楽を残すのみとなりました。

吹奏楽部の1ヶ年、ちゃんと音が鳴るのは9月と10月のみのたった2ヶ月であります。
中1がちゃんと吹けて、中3が受験に入る前のゴールデンツーマンス。

いよいよ佳境です、吹奏楽部の臨界点を越えるべく。

ああ、またヴァイオリン弾けない。


 
 
2015/10/02 (Fri) 13:56
学校音楽最大の祭典、文化祭。
お稽古をつけてやった、ちびっこ指揮者たちは大活躍でした。

〆¨)〆♪

ここ2年ほどラストの吹奏楽部の発表でも全曲振らないで、コンマスとコンミスの二人に指揮をさせております。
1曲たったの6分ぐらいですが、時間と空間を支配する貴重な体験であります。
 
 
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