2014/08/15 (Fri) 18:01
音楽学校を出て間なしの井上隊長が率いるこの部隊は、とにかく歌うことが大好きで、いつでも歌うことで団結し、歌うことで士気を高めておりました。ある日のこと、いつものように「埴生(はにゅう)の宿」を歌っていると、向こう側から英国軍が歌う原語の「Home Sweet Home」が聞こえてきます。不思議な感じでみんなが一つになって歌っておりました。
この日「戦争は終わったのだ」と知らされるのでした。
竹山道雄先生の「ビルマの竪琴」のはじめの部分がこんな感じであります。(正確には覚えていないので、原文とはかなり違うと思います)
物語はここから始まるわけですが、この本を読んで「音楽を一生の仕事にしよう」と少年時代に決意した一冊であります。
終戦の日に際して。そして今日も練習でございます。
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